本名陽子
fouty-four minutes for friends


 こちらのコーナーは本名陽子さんのファーストアルバムCD「friends」を中心に、関連CD等の紹介や個人的感想等を書いていきます。
 発売されたのは結構前になっちゃましたが、これからこれに続く「セカンド」があればいいなあという願いも込めてます。

 ※他コーナーとの重複部分もあります。
 【2006/3/10】自筆メッセージ写真追加
 【2006/3/11】friends ラジオCMを追加
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「friends」 本名陽子オリジナルファーストアルバム
friends-フレンズ-
  • friends
    [1996/7/22]
  • 1.未来のドア
    2.フレンズ
    3.蒼空のために
    4.オレンジの糸
    5.待ってて
    6.あこがれは
    7.友達のままで
    8.カントリー・ロード
    9.ひだり巻きのアサガオ
    ・プロデュース|久石譲
    forty-four minutes for friends [2004/1/6]
     1996年7月22日 晴れ時々ゼリービーンズ。
    未来のドアを開けるとフレンズが蒼空のために
    オレンジの糸を釣り下げて待ってて
    あこがれは友達のままで 傍らを見ると
    カントリーロードにひだり巻きのアサガオが微笑んでいた。


     多分これを読んだ7917人くらいの方から、
    「そりゃあ、あんた、パネルクイズアタック25の問題じゃないの?」
    そんなツッコミが聞こえてきそうです。(微笑)
     「friends 〜フレンズ〜」に収録されている9曲を単に順番通りに、ちょこっと文を足して並べただけですが、全体の意味はともかく雰囲気だけは感じのいい詩になりますね。

    friends -フレンズ-

    1. 未来のドア
    2. フレンズ
    3. 蒼空のために
    4. オレンジの糸
    5. 待ってて
    6. あこがれは
    7. 友達のままで
    8. カントリーロード
    9. ひだり巻きのアサガオ
     「friends」のジャケットは、近藤喜文さんが陽子さんを描いたイラストになっています。ただ、これは恐らく直接本人を見て描いたというよりも写真を元にして描かれたと思われるんですよねえ。だからなのか、どうも、実際のお顔よりも頬が12%程ふくよかに見えます。(微笑)
     でも、本当に近藤さんらしい優しいタッチの素晴らしい絵だと思っています。ジャケットを写真ではなく近藤さんのイラストにしよう!と考えた方に本当に感謝してます!(※)
     このCDアルバムを一文で表現するとするなら、
     『昨日よりも44分長い夕方』
     こんな感じでしょうか。(飽くまでもこちらの主観ですよ)
    あ、季節はどちらかと言うと夏ですね。このアルバムに収録されている曲は、タイトル上「友達」っていうのは大事なキーワードなんですけど、それとは別に、どの曲もそこはかとなく、空一面がオレンジに染まり出す夕方の匂いがするんですよね。
     けど、それは静止してるわけじゃなく、ほんの少しだけ、いつもよりも長い夕方なんです。それが微妙ではあるけれど「前進」や「成長」という事になるのです。
    (44分っていうのは単に全曲収録時間なのですが…(笑))

     何となく時間が無くて、せわしない人も、このアルバムを聴けば、昨日よりもほんの少しだけ夕方が長く感じるかも知れませんよ。(微笑)(※2)

     さて、一番好きな曲は「あこがれは」です。
    凄く楽しげな、まるで坂道を転げ落ちる様な……じゃなくて、坂道を軽快にスキップでもしてそうな感じが好きです。
     発売当時、陽子さんは一番好きな曲として「蒼空のために」を挙げていましたけど、ちょっと幻想的過ぎるかなって思っちゃうんですよね。あ、でも勿論好きなんですよ。(微笑)

     ちなみに、この「蒼空のために」を初めて聴いた時、
    「ああ〜っ!あの曲に似てる!」って思ったんですよね。
     それは何かと言いますと『月花霧幻譚 -TORICO-』という1996年6月発売のゲームのテーマ曲です。
     メロディーがというよりも、アレンジの雰囲気がやはり幻想的で凄く近いんですけどね。
     実はそれを作曲したのは「耳をすませば」の音楽を担当されていた野見祐二さんなのですが、別に野見さんは「friends」に直接関わってもいないので「蒼空のために」とは接点も何も無いと思うんですよねえ。だけど、同時期にここまで似た感じのアレンジが出来るというのも凄く不思議な巡り合わせを感じてしまいました。
     編曲の片倉さんって野見さんと関連あるのかなあ?
    ※残念な事に近藤喜文さんは1998年1月に若くして亡くなってしまったけれど、アンや雫を始めとする色々な作品の生命力溢れるキャラクターや、そしてこのジャケットの陽子さん、全ては色褪せる事なくこれからも宝物となり続けると思います。

    ※2.えっと、当然の事ながらこちらの主観ですので、「1日が44分減ったじゃないか!」とか「授業(勤務)終了までが44分長く感じた」等のクレームは受け付けられません。(笑)

    TBS CDTVにおける「カントリーロード」の順位
     「耳をすませば」の主題歌である1stシングル「カントリーロード」の順位。だからどうしたってものですけど、資料としては貴重かも?最高順位は21位のようですね。

    「friends 〜フレンズ〜」 全曲解説
     「friends」発売当時に、業者や一部ファンに配られたアルバムの概要を書いた資料の中に、それぞれの曲についての解説がありました。
     制作側の解説として最も適切なものなので、曲部分の『解説』のみ引用し、こちらに再録させて頂きました。
    ※この下地の色部分の文章がそうです
     また、freinds発売に寄せて、当時17歳の本名陽子さん本人がアルバムへの想いを書いた自筆メッセージも載せておきます。
     尚、これはfiends歌詞カード内にも写真に重なる形で全く同じ物が掲載されています。
    タイトル作詞作曲編曲
    1 未来のドア工藤順子福田典之旭純
     思春期に誰もが経験する『未来のドア』の前で立ちすくみながらも、勇気を持ってドアを叩く、そんな姿を優しく切ない、かつ力強い歌詞と、アコーディオンを使ったヨーロッパ調のサウンドに乗せ、とても爽やかな作品に仕上げています。
     文化放送「本名陽子のYOKO DE PARADISE」テーマ曲。
    (1996年4月〜10月 毎週木曜深夜2:00〜2:30放送)
    2 フレンズ及川眠子内田光一片倉三起也
     アルバムタイトル曲「フレンズ」は、親友に対する心の中の手紙、という内容です。『いつも味方だから、ずっと味方だから。心には夢、いつも輝かせていよう。約束のまま大人になろうね。少し照れる様な言葉信じあえる……。』
     それがfriends。本名陽子の優しい歌声で、本当に大切な友達をきっと思い出す事でしょう。
    3 蒼空のために及川眠子内田光一片倉三起也
     17才の多感な少女が、未来を夢見て悩んだり迷ったりしながらも、何にでも触れ受け止めようとする...。そんな前向きな詞を、大きなメロディーとサウンドに乗せた楽曲です。本名陽子が『今回のアルバムの中で一番好き』な曲であり、本人としても幅広いコーラスアレンジにチャレンジした作品です。
    4 オレンジの糸藤林聖子茂村泰彦佐々木真里
     アルバムの中でも異色のこの楽曲は、レゲッタというレゲエ・ポップ調のサウンドになっています。レゲエ風の作品だと言われて『ボブ・マーリィ』を聴いた本名陽子の前向きさには感心させられました。
    「友情のオレンジの糸」という新しい切り口で、みんなでワイワイやっている、そんな楽しい雰囲気の曲です。
    5 待ってて工藤順子WILLIE NAKAO旭純
     幼ななじみの男の子が、いつのまにか背が高くなって私の前にいた。大切な夢が、輝く想い出になる一瞬を待っていて欲しい…。アルバムの中で唯一異性が登場するこの楽曲は、夏を感じさせるとても爽やかなバラードです。ピアノで始まる長めのイントロが、切なさと優しさをかもし出しています。
    6 あこがれは工藤順子良原理恵松原憲
     スタッフ間で『不思議と頭に残っている』と評されているこの曲、本名自身としては歌うのが非常に難しかったようです。『あこがれ』は人それぞれに違うかも知れませんが、やはりテーマは未来です。ワクワクする未来を想うと夜も眠れない、そんな曲です。
    7 友達のままで及川眠子山本健司片倉三起也
     アルバム中唯一マイナー調のバラードは、『卒業』をテーマにした切なくも前向きな曲です。それぞれがそれぞれの夢に向かって離れていく、だけどずっと友達でいたい…。高校卒業の時、誰もがそんな事を思ったのではないでしょうか…?
    8 カントリーロード鈴木麻実子(補作|宮崎駿)野見祐二
    作詞・作曲|B.Danoff、T.Nivert&J.Denver
     ご存じ本名陽子の大ヒットデビューシングルは、本人出演の宮崎駿プロデュース映画「耳をすませば」の主題歌。本名陽子の歌手としての道はここからスタートしました。
    9 ひだり巻きのアサガオ藤林聖子有坂美裕旭純
     アサガオは眠っている間にも少しずつ空に向かって背を伸ばす。それはまるで思春期を迎えた少女が、悩みながらも成長していく姿にも似ている…。スロースターターな『私』をアサガオに例えた、初夏の爽快さを感じさせる明るいバラード調の曲です。

    未来のドア

  • 未来のドア [1996/6/5]
  •  本名陽子さんの2ndシングルCD。
    アルバム発売前にシングルカットされた曲です。
    シングル発売は6月(1996年)でしたが、ラジオ番組のテーマ曲としてカラオケが使われていた事もあり、その頃にはもうお馴染みの曲でした。
     解説にもありますが、ヨーロッパそのものみたいなイメージのアレンジで、シングルの方に入っているカラオケを聴いているだけでも楽しめます。
     「カントリーロード」はどちらかというとコーラス団の延長線上みたいな歌い方でしたが、こちらはもうちょっとだけポップな唄い方となっています。
     カップリング曲は「ひだり巻きのアサガオ」。
    左の写真はCDジャケット裏面です。表よりも好きなんです。(微笑)(画像クリックで拡大)

    ■「friends」発売ラジオCM [2006/3/11]
     フレンズ発売時に当時陽子さんが担当していたラジオ番組「本名陽子 YOKO DE PARADISE」内のCMとして使われていたものをどうぞ。ただし雑音だらけです。(笑)
     おまけで本名陽子さんの声でのスタジオジブリLD全集のCM2バージョンもどうぞ。


    本名陽子1stアルバム friends CM
     おまけ
    スタジオジブリLD全集「ジブリがいっぱい」 CM1
    スタジオジブリLD全集「ジブリがいっぱい」 CM2

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