=Shenmue= ネットワークジャングルIII詳細レポート |
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これは「NHK BS2」で1999年7月12日 PM22時から放送された
さらに、文章中に少しずつ、「シェンムー 一章横須賀」発売後というか、時節に併せた雑感を書き加えていっています。
【2003/10/22更新】一部・追加修正 | ||
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東京ゲームショウ(1999年春)の模様が映し出され、ゲーム業界の現在の状況の説明等から始まり、家電メーカーと玩具屋さんが組んで、市場の70%を占める一人勝ちのゲーム機に闘いを挑みますよ〜、とか、何とか…。(要するに「ゲームキューブ(GC)」を開発という話題) 「これがその、一人勝ちのゲーム機」 とPlayStation本体が映し出されます。(当然1です) (シェンムーファンなら「おぉ〜い!!」と突っ込みをしましょ。(笑)) 対応ソフトとして「FF8」が紹介。(CGムービー) その後カッコイイ音楽とともに(笑) 「巻き返しを図るもうひとつのメーカーも次世代の高性能ゲーム機を発売しました」とドリームキャスト、アップで紹介! そして、ついに『シェンムー』登場です。1998年12月20日の横浜発表会の模様を来場前の客インタビューとともに 『社運を懸けたこのソフトはゲームの常識を覆すものだといいます』 とナレーション。 発表会の主役、鈴木裕さん41歳(笑)登場! (尚、会社名やゲームタイトルは字幕表示ではきちんと正確に紹介、ナレーションにおいては他に取って代わる様な表現を用いていました) 一部のゲームユーザーからは教祖的な人気を集めています。…だってさ。(へ〜、そうなのかぁ(笑)知らなかったヨ)
この時、発表会時のプレス用集合写真の撮影時が出るんですが、
会議の模様。お〜、知ってる顔が所々に……(笑) 鈴木裕さんの開発したゲームの紹介。筐体そのものをプレイと共に紹介してるのが何かスゴイ。(HANG-ON、SPACE HARRIERなど) で、裕さんは「天才プログラマーと呼ばれるようになりました」 ですって……。うわ〜、何かすご〜い!(笑) その後 スミソニアン博物館に「バーチャファイター」が保存された事も紹介され、知らない人もこれで納得ですね。 「へ〜!」って感じでしょうか。 また会議。裕さん 「このゲームでの10フレームってのはコンマ3秒だよ、1秒待ったらQTEみたいな危険回避じゃ無くなっちゃうのネ」なんて会話。 ここでインタビュー、 (おや!?後ろのキャラクターイラストは一体誰?) 自分の今までの集大成を試してみたい、自分へのテスト、それを正確にジャッジするには現実路線に近い物が一番いい のような事を語っていました。
現場の組織図として
デザイン部門の紹介で、思わず「きゃ〜!」と声を漏らしそうになったのは 猫、ネコちゃんのモデリング。今まで犬の露出は多かったけど、あんなにハッキリと猫の顔を見るのは初めて!! そっか〜、飼わせてくれるのね!(違うって(笑))
プログラム部門、ゲームの要。 また会議。 涼とシェンファの焚火のシーンの火の表現に拘る裕さん。 基準は飽くまでリアリズム。 リアリティのあるおばさんの顔(笑)に苦労。 このリアリティを実現するのが新しいゲーム機(DC)の半導体基盤。 前の機種(サターン)の10倍以上の画像処理能力を持つようになった。 ■デザイナー 宮脇謙史さん 『やっぱり今まで出来ない事っていうのが色々可能になったと。端々の部分っていうんですかね、服の袖とかスカート、まあ、おさげもそうですけども、ああいう微妙な風の揺れとかが、実際キャラクターの動きっていうのを凄く出してくれると思いますので、それはもう、ハード的には凄い進歩だと思います』 ああ、ハイディティールポリゴンの紅秀瑛。 うん、やっぱりこれは単純にすごいなあ。本当に! ふむ、声はやっぱり判りませんねえ。一応これでも聞き分けはかなり出来る方ですが……。 ここでTVゲームの歴史…は、まあ、いいや(笑) もう少し書くと、世界初のTVゲームや任天堂のファミリーコンピュータ、そしてその代表的ソフト「スーパーマリオブラザーズ」のCMなども流されました。 骨董屋(大石敬三)さんのハイディティールポリゴンへのライティングへの指導をする裕さん。いやあ、このおじいさんで凄いのはあごの髭ですねえ、本物みたい!
このゲーム程モーションキャプチャーを活用したゲームは今まで無いそうです。 松風さんは出ず……う〜ん。やっぱり俳優自らがモーションと声を担当って所を見せて欲しかったですよね。残念!! フリーバトルは、体力ゲージが付いたのかな? 左下に円型のゲージが……。 しかし、映像がリアルなだけでは十分ではない。 ゲームではプレイヤーが登場人物を自由自在に操らなければならないので実際に使うゲーム機で操作性のチェックを何度もする。 ベクトルにやたらコダワル裕さん。(笑) 秘かに「スベクトルマン」と命名!(笑) (素ベクトルマン)
マジックウェザー 制作発表会でお馴染み桜の木の天候変化。 あらゆる場所で、プレイした人によって状況が違うって事の説明。 (後にこの映像は英語ナレーションでシェンムーパスポートで見られる様になりました) おや、開発のデスクの上に九龍城写真集と思われるものがある。 わ〜!!これはスゴイ〜!! 横須賀マップ!!ものすごい範囲の航空写真を元にスタッフの方々は街を路地裏に至るまで克明に調べあげたみたいです! それを元にゲームのアレンジを加えて 「シェンムーの横須賀」を完成させたようです。 お!?映画館がある。 裕さん、「映画館の陰で待ち合わせみたいな事をしている人をやる」とまで、う〜ん、面白そう。
なんか、この間、岡安さんが終始あきれて見えるのは気のせい?(笑) うん、歩いてるだけで楽しい、っていいなあ、本当にそれずっと前から期待してた事だもの。 ああっ!横須賀全キャラクター、顔&全身カードだあ! あ、一部の人は名前も判る。すごいすごい!! このカード欲しいなあ。
「じいさんばあさんの方が、朝早く起きるから、そっちの調整しましょ!魚河岸から始まるんじゃなくて〜、じいさんばあさんの散歩からこの町のスタートにするって書いといて」 う〜む。(笑)シェンムーの朝は おじいさん、おばあさんからスタートかあ。(笑) (そういえば以前、朝4時頃、雪の中、下が氷でテカテカの朝の札幌を散歩するヨロヨロと歩くおばあちゃんを見た事ありますけど、何もそこまでして朝の散歩しなくてもいいのにって思った事あります。 それほどまでに朝の散歩は魅力なのかな?(笑))
お馴染み、タバコ屋のはるさん登場! 街の人の生活感を高めるためには 「生活させちゃえ!」by鈴木裕 その人をの出会い等の分岐等を全て含めると、2時間映画40本分って事のようですね。 シナリオもみんなで本読みしたりして、台詞に自然さを持たせているみたいですね。 ……で、でも〜ラーメン屋のおじさん…… 「それが、何も見てなかったアルヨ」って…………、 そんな中国人の喋り方なんて聞いた事ないわ!!(笑) アニメやマンガやTVの間でだけ形作られた喋りじゃないの〜!? もし、近くの中国の方がそう喋るって方がいらっしゃいましたら御一報下さい。あっさり納得します。(笑)
まさに完璧なプレゼンテーションが出来る物であるそうです。 (モデルルームとかかな?) 滝本さんデザインの芭月家の部屋や、色々な建物が見られましたが宝石店ってのは初めて見ましたね。 (横須賀、香港どっちにある店かな?)
ってもちろん研究です。よね?(笑) ナレーションでは、これはムービー映像である事や(見るだけであり実際のゲーム画面とは違うという事)キャラクターが喋らない(演出上として)事の説明をしていました。うん、いい事です。 裕さん、「参考に出来る所は参考にしていきましょう」だそうです。 うんうん、でもこれからは逆もあるよ〜。(笑)
(まるで、角田次朗に駄目出しをする島田啓三先生のようだ。(笑) (藤子不二雄『まんが道』より)こうして妥協無い姿勢で作られた音楽だからこそ、ゲームを離れても単体としても素晴らしいんだなあって実感) おんや?、りゅーじさ〜ん(井内竜次さん)(ですよね?)(微笑) チラッと出ただけでしたが。 光吉さんのインタビュー「CDに負けない音作り」だそうですね。 光吉さん、頑張れ〜!! 環境効果音 音の位置関係の全部計算し尽くされて作られている様ですねえ。車の音、工事現場の音、犬の鳴き声。 64人同時に喋る事も可能。 ふ〜む、この話からするとDCのサウンドチップはシェンムーの為にあるって事なのかな? シェンムーオーケストラバージョンのレコーディングシーン。 「もののけ姫」でも指揮担当した熊谷弘さんですね。 (自分の仕事を)音楽家で表現すると、裕さん曰く 「ベートーベンではなくモーツアルト」ですって。 『職人』だそうです。
発表会でも公開されていた莎花を追いかけるQTEに関して、こういう場面で「涼はこの程度でケガするようなヤワじゃない」「Aボタンマーク来てプーとかビーとか鳴っちゃブチ壊し」だとか何とか。 「…じゃあ、どういった形で…やればいいでしょうか」と問う部下に 「だって涼はこういうのやっちゃいけないって考えればわかるだろ?」 「……はい」 『その者、東の外つ国より……』 石垣はづきさんが登場!オープニングで使われるというナレーションのレコーディングシーンが流れていました。う〜む、これって声だけなのかな?…………それとも?? それにしてもシェンファの格好していないはづきさんは貴重ですね。それに声もすごくハッキリと出ていて発表会に最初に聞いた時よりもとっても上手でした。 そのナレーション全部ハッキリ聴こえたら書いたんですけどね、所々聴こえなくて…、どなたか超人的な耳をお持ちの方再現しません?(笑) 録音監督としては一流の明田川進さんのチェックも厳しい様です。 それにしても、この録音を見つめる、いや、睨み付ける裕さん…… 怖すぎ!!(笑)
『……共に荒れ野の道を行かん、長き物語は今、始まれり』 スタッフの一番の関心事は、このゲームが一般の人達に受け入れてもらえるかどうか、だそうです。 TGS(東京 GAME SHOW)で、ちっちゃな子がフリーバトルで遊んでいるのを見て、その遊んでいる子供よりも子供みたいな顔してものすごく喜んでいた裕さんがとっても印象的でした。 うん、いいなあ。(微笑) あら?これは去年、飯野さんが出た『Dの食卓2』特集の「ネットワークジャングルII」の中で使われていた水口哲也さんのインタビューが1年経って使い回されているゾ。(笑)(ネットワークについて) もう一回、インタビューしてこんかい!!(笑)
「このゲームは将来TVや映画に取って代わる」 それだけビジネスとしての興味も大きいようですね。
再び会議、裕さん、 『一つの完結した美しい形でみんなに渡したいんですよ』 どうやら、一章の終わり方についての激しいディスカッションが行われている模様。 一人一人の意見を求め、会議はなかなかピリピリしたムード、裕さん、声を荒らげる場面も。 「なんかしゃべれって!」 まさに仕事場ですね。 しかし、あんた、タバコ吸い過ぎ!!(苦笑)
ボードには7500万、500万、15倍などの数字が並ぶ。 「性能引き出すまでに時間かかんだよな、2年目だね」 うん、それまでに2作は確実に出して欲しいな。 もちろん「シェンムー」を。(笑)
電子的、数字的な事でやってきている訳だけど、その作品には人に何かを伝えていく力がある。 そこで一番大切なのは。技術ではなく、心を込めて丹念に作る、作品への想いが一杯入っているかどうか、だそうです。 はいはい、今でも充分伝わって来てますよ〜! 終わりのナレーションの中に、こうした最先端のゲームの開発現場の中に21世紀の私達の社会を変えていく可能性の一つが見えているように思います。 って言葉があったんんですけど、特にこの『シェンムー』には本当にその力を大きく感じますよね。 これによって、未来が大きく変わるのかも?っていう期待がはっきりはしなくとも、きっとあるような気がします。 今回、開発の現場を直に見る事が出来て、本当にこの『シェンムー』にかけるスタッフの皆様の想いって物が伝わって来ました。まだまだ長い道のりですがこれからも妥協無くより良い物を作り、そして完成させてくれる事を切に願っていますね。 頑張って!シェンムーに関わる全てのみなさん! 少しでも見られなかった方への手助けになれたなら嬉しいです。 早い内の再放送を本当に期待したいですよね!
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