サターン
パワーメモリーのデータ管理

大事なデータを消さないために

サターンカートリッジ+サターンFDD
 [2004/7/7]
 セガサターン用のセーブデータ記録機器「パワーメモリー」は、その接触の悪さから、ちょっとした事でデータ破損を起こしやすい製品になっています。今更ではありますが、そのデータを壊さない為にある程度確実な方法を書き記します。

[2019/4/3]
 この一連の操作を解りやすく動画にしてみました。
セガサターン25周年を前にパワーメモリーの正しい使い方を再確認しよう!
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□実はデータが壊れていない場合が多い
 とにかく接触が悪い事から、カートリッジがきちんと入っているかどうかを確認するだけで一苦労のパワーメモリーなのですが、この確認の際、残り容量が極端に多かったりする異常な数値を示す事があります。よくこの数値を最初に見ただけで『ああ!データ壊れた!』と思い込んでしまう人もいますが、この時点でゲームを開始していない限り、大抵は無事です。
 とにかく根気よく何度も接触確認を行い、正常な数値に戻るのを試みてみるべきです。結構何度かやっていれば元に戻る事は多いのです。
 この時、かなりの確率で1ブロックくらいのゴミのデータが出来ますが、だいたい正常な残り数値である場合は削除して大丈夫です。
□何故データが壊れるのか?
 これは、上で書いた様にパワーメモリーが装着されている段階であっても正確な残り容量では無い異常な状態でゲームを起ち上げてしまった場合に壊れてしまうのが殆どです。
 とにかく、ゲーム開始前に装着状態(データ残量)を確認していればデータが壊れる危険性はかなり減る筈です。
□パワーメモリー装着状態 確認方法
 装着前にカートリッジの端子部はなるべくなら掃除、ホコリの除去をしておくとよいです。
  1. パワーメモリーをサターンに装着する。(*)
  2. コントローラーのLもしくはRボタンを押しながら電源を入れる。
  3. データ管理画面が即表示されるので、パワーメモリー用の青いメニューが表示されているかどうかを確認する。ここで表示されていなければ1に戻ってやり直します。
  4. パワーメモリーのデータ管理、「本体にコピー」或いは「選んで消す」でデータ内容を確認。ここで適正なデータ残量かどうか?ゴミが無いかを確認する。ここで異常な数値ならば、やはり1に戻ってやり直しましょう。
  5. ここで異状がない事が確認出来れば「終了」を押してそのままゲームを始めて大丈夫です。
(*)何度もこれを繰り返す場合は、装着方法の工夫が必要です。

 以上は100%確実というわけではありませんが、ゲーム開始前にこの確認を行う事で、人為的ミス(敢えてこう書きます)によるデータ消失は著しく抑える事が出来ると思います。ただ、以上の事をきちんとやっていても『壊れる時は壊れます』(苦笑)
 ゲームとの相性で壊れやすいデータがあるのも事実です。どうしても心配な場合は、本体を介して別のパワーメモリーへバックアップを作ったり、サターンフロッピーディスクドライブ(FDD)を使ってフロッピーディスクへバックアップを作るとさらに確実にデータを守れます。
(そのFDDは滅多に手に入らないでしょうけど…)

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