カルドセプト2nd
(Culdcept2nd)


クリーチャー100%ブックのススメ

スペルなんか捨ててしまいなさい!
 あたくしがクリーチャー100%ブックを使い始めたのは、どうもスペルカード一辺倒な対戦状況に嫌気が指したからです。特に一定のルール内ではゲームの進め方がパターン化して、作業的になるケースが多いんですよねえ。
 そこで、元々クリーチャー同士の攻防が好きだったので、スペルもアイテムも無くたって勝てるんだという事を広めようと、2001年10月頃から始めています。2002年3月からは、基本的にクリーチャー100%ブックでしかオンライン対戦をしていません。
 勝率は5割弱ですね。最近は4割強というべきなのかも?
対戦した方はこのブックで勝てるというだけでビックリされるのですが、5割くらいというのを聞くとさらに驚きます。
「平田牧場」と名付けられたブックと対戦したことのある方もそれなりに多くなっている筈です。

 クリーチャーだけで闘う醍醐味
やはり、スペルやアイテム使い放題の相手に対してクリーチャーだけで勝つという事は物凄く壮快です。これは本当に実際にプレイして勝利したものでないと解らないでしょう。
 1枚1枚引くカードをその時その時の状況で上手く引用していくのは面白いです。使えるカードが無いからと、どんどんリンカネーションしてしまう方とは正に逆ですね。
 そして、このブックでは相手とのかけひきが本当に重要になります。攻撃無効のアイテムをいつまでも持たせておくわけにはいきませんのでどんどん、使用させる事がとっても大事なのです。

 もちろん、どうしても勝つのが難しいブックもあります。しかし、それはどんなブックにも言える事ですし、それを気にしてたらこんなブック使ってられません。このページでは「クリーチャー100%ブック」における使用クリーチャー紹介と、その使い方を解説致します。
 オフラインでしか遊ばない方や、オフラインでしか遊べないPS2版「カルドセプトセカンド エキスパンション」等でも、ストーリーモードやAI戦等でお試し下さいな。もちろん最初の「カルドセプト」何でもOKです!


無属性
グラニットアイドル(1枚)
 これは、置いても守れません。ただ、長く効果が続けば続くほどこちらに有利になりますので、置けるならとにかく配置。
 マジックドレイン、リコール、コラプション、サブサイド、リバイバル等、とにかく防げるものが多いです。
サムライ(1枚)
 基本的に足して使う援護用カードですが、高レベルの援護クリーチャーに止まってしまった場合の賭けとしても使えます。
サンクタムガード(1枚)
 護符は取れれば儲け物、くらいに思って入れているカード。チャンスがあればどんどん取りましょう。「リビングソード」を温存して、確実に取る手もあります。ただ、そうそう取れるチャンスがある訳でもないので「ソン=ギョウジャ」に足して取るのもいいですね。
スチームギア(1枚〜2枚)
 とにかく援護用。
攻撃防御にと役立ちますし、そのまま置いてもいい。
デコイ(2枚)
 基本的にとりあえず配置というケースや、配置クリーチャーのHPを削ったり、そしてバンディット同様、スクロール(巻物)を使わせる目的で行くのもいいでしょう。
 「ソン=ギョウジャ」に援護として足した場合の効果も絶大。あと、リビングソードを足せば、比較的レベルの高い土地も取れるかも。
トロージャンホース(1枚)
 とにかく貫通が出来る事が大きい。
エグゼクターとの組み合わせが一番驚異ですが、相手にアイテムがあるケースが多いので、これも「見せかけ」でそのまま行きアイテムを使わせるパターンですね。……ただ、これを使ってそれをやるという事は当然レベルの高い土地なので、ケガも大きいです。(苦笑)
バトルギアα(1枚)
 エグゼクターを足してST110に出来る事が最大の利点。
βと合体させては絶対にいけません。……守れないので
 スペルが効かないのでとりあえず配置させても十分使えます。
バトルギアβ(1枚)
 一時的配置クリーチャーとして、攻撃用として、色々な場面で使用可能ですが、このカードが入っている一番大きな意味は「スクロール無効」です。相手がデスを持っている場合、ソン=ギョウジャを拠点にして、これを援護として使うための物なのです。
 もちろん、αとの合体は避けましょう。
バンディット(2枚〜3枚)
 クリーチャーだけでゲームを行う場合、相手のアイテムは戦って使わせる事でしか減らせません。そこで役立つのがこのカード、エグゼクター等を持っている状態で攻め込めば、魔力を取られる事が嫌な相手はほぼアイテムを使ってしまいます。もちろん、援護には何も足しません。別にやられても損は無いですし「動くシャッター」として大きな力を発揮しますね。
 ただ、相手にアイテムが無ければたっぷり魔力を貰えばいいし、もし相手のアイテムが「ホーリーグレイル」だけしか無いようなら足した方が相手へのダメージは大きいです。
ボージェス(1枚)
 置けるチャンスがあれば置く、無ければ援護用。
程度に考えておけばいいです。置いたら置いたで、無属性クリーチャーが動きやすくなるし、相手の目をこちらに向けさせる事も出来ますしね。
リトルグレイ(1枚)
 緊急回避用。 でしか無いですね。ただ、同じ50%でバジリスクよりも楽に使えるのは大きいです。ヌエの応援に注意。
リビングシールド(1枚)
 援護クリーチャー以外が使えるたった2つのアイテムの内の1つ。
とは言え、カードを毎回捨てる様なケースでは、出たらすぐ使うつもりくらいでもいいかも。こちらがクリーチャーしかない事は中盤で判ってしまうので、案外このシールドの事は忘れて攻めて来ますので、そこで使ってしまいましょう。
リビングソード(1枚)
 援護クリーチャー以外が使える2つのアイテムの内の1つ。
もちろん、武器として大いに役立ちますが、HPが1増える点は非常に大きく、これこそ盲点となり、1だけ残り相手が残念がるケースは多々あることでしょう。
 デコイが使う事が出来る点が最も大きいですね。
ルナティックヘア(1枚)
 クリーチャー100%ブックでデコイを倒せる3枚の内の1つ。
ただ、隣に自分のクリーチャーがいれば駄目だし、使い処は難しいですね。ボージェスがあればもっと使いやすくなりますけど……。
レオナイト(1枚)
 人よりも多く序盤にクリーチャー配置が出来るので、早めに出たとしても、かなり高いHPが期待出来ます。そうそう倒される事はありません、が、相手に「ターンウォール」や「バニシングレイ」とかがある様な時はさっさと捨ててしまった方がいいですね。
テトラモルフ(0枚〜1枚)
 最近出たカードという事もあり使ってます。
新しいカードという事だけじゃなく、能力も高いので、配置出来る時にはなるべく配置してます。(もちろん置かない時も)
 配置後はHP-20の応援の事はくれぐれも忘れない様にしましょう。
気を抜くと、本当に忘れちゃいます。(笑)
エボニーアイドル(0枚〜1枚)
 護符が買えるマップが固定されている場合、大抵の相手は魔力を稼ぐブック、つまり「ゴールドトーテム」や「コンジャラー」にソウルハントをかけて簡単に魔力を得ようとします。それを封じるのがこれです。

火属性
エグゼクター(2枚)
 クリーチャー100%ブックでの最強の武器。
とにかく援護として足します。大抵ST90、バトルギアαであるならもっと高くST110になります。素で使うケースは殆どありません。生贄がいるんですから、援護として足した方がいいですしね。
 先制能力のあるバルキリーとの組み合わせが相手にとっても一番の驚異になる事でしょう。……もちろん、バンディットも。
サルファバルーン(1枚)
 緊急回避用クリーチャー。
基本HPのアンダイン、バルキリー、ナイキー等、相手がアイテムさえ使わなければどんな高いレベルの土地でも相討ちで通行料を払わずに済みます。
 序盤で出た場合、とりあえず配置して後で回収してから使うケースが多いですね。
シャラザード(0枚〜1枚)
 使う時もあれば使わない時もあります。
領地能力はこちらに影響無く、相手の有利な物を消せますけど、なかなか使えるものでもないですしねえ。ルールやマップによって使ったり使わなかったりのカードです。
ソーサラー(1枚)
 デコイを倒せる3枚の内の1つ。
そして、もう一つ、戦闘で「カロン」を倒すにはこれが無いとどうしようもありません。使い処が難しいカードですねえ。
ソン=ギョウジャ(2枚〜4枚)
 クリーチャー100%ブックの第2拠点候補。
特に、ソウルコレクター、ガルーダ等高いSTを叩き出す敵や即死効果のあるクリーチャーそして、スクロールのデス等、普通の援護クリーチャーでは手に負えない敵に際してはこれを拠点にするしか無いですね。
 攻撃、防御と、色々な場面で、状況に応じた使い方が出来る、このブックにおいては本当に重要なカードです。
パイロドレイク(0枚〜1枚)
 これは別に入れても入れなくてもいいカードですが、非常に使いやすいカードなので、普通に配置するだけでもいいです。火属性ならレベル2くらいにしておいてもいいかも知れません。
バルキリー(2枚)
 攻撃の主役級カード。
所謂普通のブックを組んでいる方は「ナイキー」や「ボジャノーイ」「ガーゴイル」等、先制クリーチャーのレベルを上げる事が多いです。それに勝てる可能性があるのは本当に、このカードくらいしか無いです。なので、これを使う前にいかにして相手のアイテムを減らすか、なんですよねえ。
バロウワイト(1枚)
 緊急回避用クリーチャー。
相手のアイテム状況とかにもよりますけど、このカードに助けられる事は多くなると思います。
 
ヒートインプ(0〜1枚)
 エボニーアイドルの項でも書きましたが、護符のあるマップが固定されている場合に限り使用されるクリーチャー。使い処が難しいため、使えるチャンスがある時はとにかく使いましょう。
 但し、エボニーアイドルがある場合使用不可能ですので、その辺りの調整はゲーム中にどちらを優先するのかを判断します。

水属性
ハイド(1枚)
 とにかく配置して、相手クリーチャーをマヒさせられるかどうかが鍵です。マヒさえしてしまえば、こちらのブックで奪えない土地は殆どありません。また、嫌なアイドルなども手軽にマヒさせられるのも大きいですね。
 当然ながら守れませんので、やられるまでの間に確実な一仕事をさせましょう。こちらの得になるなら、相手の土地レベルが高い必要はありません。
パイレート(0枚〜1枚)
 普通は入れません。
何らかの理由で他のカードに制限が入った場合や、水地形でもある程度守れるクリーチャーが欲しい時にたまに入れる程度です。
ベヒーモス(2枚〜3枚)
 とにかく援護用。
よほどの事が無い限り配置するものではありません。とにかく攻めに守りに、このブックの影の主役です。
メデューサ(1枚)
 相手の拠点となりそうな所なら早めにこれで攻め込んでスタチューに変えてしまったり、またこの嫌な効果を利用して「バンディット」同様、相手のアイテムを使わせるためだけに行きましょう。
 ただ、生贄はちょっと厄介ですけどねえ。

地属性
ウッドフォーク(0枚〜1枚)
 地属性には他にも優秀な援護クリーチャーがいるので、使っても使わなくてもいいですが、ST30という所が結構大きいです。
 拠点にするにはちょっと不安ですが、どこでも配置してそこそこ守れる点で役立つ事でしょう。
オドラデク(2枚)
 全体攻撃スペル対策。 あのイヤ〜なイヤな、全体攻撃スペルが相手のカードに見え隠れした時に拠点となるクリーチャー。
 普段も拠点候補ではありますが、LV5にしてもHP70にしかならず、非常に不安要素が残るので、連鎖の内の1つにしておくのがいいですねえ。
グリマルキン(2枚)
 クリーチャー100%ブックにおける拠点第一候補。
スペルの対象にならないという事だけで、本当に安心してレベルを上げられる領地になります。基本的にはこれ以外は上げられません。
 ただ、スカルプチャーや全体攻撃スペルには弱いため、相手ブックによってレベルを上げる拠点を替えましょう。
コアティ(0枚〜1枚)
 こちらに地属性クリーチャーが多い事もあり、それなりに高いSTが期待出来ますが、本当に守れないので、すぐに交換するか、単に相手のアイテム消費を狙うための攻撃要員として使いましょう。
コカトリス(1枚)
 メデューサと同様、相手のクリーチャーを変化させるために用いるのはもちろん、相手のアイテム消費を狙った使い方が有効です。バンディットも併せて、この3つは相手が攻撃無効になるアイテムを使う可能性が非常に高いカードですので、どんどん攻めましょう。
セージ(2枚)
 第2拠点候補。
特に、相手が水属性で固めて「ドルール+α」を使う人であるなら、このクリーチャーでしか土地を守れません。
 ただ、それでも守れるHPには限界があるので、ヌエを置く等の工夫をしないと取られちゃいますね…。(苦笑)
ドリアード(1枚〜2枚)
 グリマルキンを配置するためには必ず先に地属性の土地が必要。
そのために、これはとっても大事なクリーチャー。連鎖拡大にも役立つし、そこそこは土地を守れるのでレベルアップして、レベル2程度にしておくといいですね。
バジリスク(1枚〜2枚)
 緊急回避用クリーチャー。……と言うより、切り札。
即死50%というのは、思いの他高い可能性だし、レベルが下がるおまけ付なのは本当に言う事無いです。
 先制クリーチャーに対しては弱いけど、相手のアイテム次第では「ソン=ギョウジャ」に足して使う手がありますね。
マッドマン(1枚)
 地属性が多いブックという事もあり、風地形以外なら配置しておけばそんなに奪われる事も少なく、他の対戦相手も地属性中心なら尚更有利になります。ただ、拠点に出来るかというとそうでも無いので、レベルを上げるにしても抑え気味に。
マンドレイク(1枚)
 緊急回避用クリーチャー。 単体や、ソン=ギョウジャに足すなどで、かなり高レベル領地のクリーチャーも道連れに出来てしまう可能性を秘めています。もちろん、相手のアイテムも絡んでくるので、その辺の計算は慎重に。

風属性
アーチャー(1枚)
 場のデコイを倒したり、他クリーチャーの地味なHP減らしなど、侵略されるまでの間に一仕事出来れば十分です。
ウィンドインプ(1枚)
 手持ちに魔力を持ちすぎる人がいる場合に配置して領地能力!
というのが主目的。無くてもいいようなカードに見えますが、5戦に一回くらいはそういう状況が出来る感じがするので外せません。
 ターゲットが手持ち1000を越えていて、チャンスがあるならどんどんやりましょう。グラニットアイドルの影響も受けないので便利。
ガルーダ(枚〜枚)
 風属性中心の対戦相手がいた場合、漁夫の利を得るカード。
そんな場合平均的にST、HP70前後のカードとして使えますが、2つの風地形の確保はお早めに。どうしても無ければソン=ギョウジャに足して使うしか無いですね。
コーンフォーク(1枚)
 このブックで手軽に魔力を得る手段の1つ。
本当に使い捨てで配置出来るのは大きい。「マミー」も入れてもいい気がするけど、あれだと攻める事が出来ないため、少々苦しい。
ナイキー(1枚)
 基本的に配置クリーチャーにマヒをつける仕事が主。
ただ、普通に配置してもメリットは大きい。もちろん拠点になるわけでは無いですけどね。
ヌエ(1枚)
 拠点が出来た後の応援効果は心強い。
また、応援を忘れる人も非常に多いので、テトラモルフやボージェスと併せて相手の計算の混乱させる事も可能。ただ、こっちが忘れちゃ話になりませんけどね。(苦笑)

 単に勝ちたいだけなら普通のブックを組みましょう。
このブックは楽しいですが、本当に苦労も多いです。ゲームが終わるまで安心してレベルを上げられる領地も出来ない事も時々あります。それでも、このブックで勝つ瞬間は何度味わってもいいものです。
 上に挙げたカードは自分が使っているというだけでほんの一例でしかありません。書き記したカード以外のクリーチャーでもっと面白い戦い方を思い付いた方はどんどん試してみて下さいね。
 そのうち、「勇気の塔」に「クリーチャー100%」フロアでも作ってみたいものです。…人が来るかどうかは微妙ですが。(苦笑)

これまでのランキングの順位[2003/1/4]
 ネット対戦のランキングフロアでのこれまでの成績。
とりあえず、ここ半年くらいのランキングは全てクリーチャー100%のブックで挑戦していますが、だいたいの流れを書いてみる事にしました。
4月 86位 5試合
5月 48位50試合
6月173位 不明
7月 37位 6試合
8月 65位10試合
9月 80位 8試合
10月 16位18試合
11月 14位18試合
12月  8位 2試合
 と、このような感じになっています。
非常に悔やまれるというか、立腹さえしているのが、7月のランキングです。
 7月のルールは「アイテム禁止」というもので、あたくしにとっては非常に有利なルールだったのですが大会が始まってしまったために、ランキングルームに人がいなくなり、ろくに試合が出来なかった事です。(苦笑)
 11月ももちろんやってますが、ランダムとは言え護符マップが3つの内2つを占めるため魔力を稼いで護符を買い、移動スピードを早めるブックの方ばっかりで、さながら、「株式特急旅行ゲーム」という感じになっていましたねえ。(苦笑)  結局11月は、最後の試合で3位になってしまいトップ10入りのチャンスを逃しました。2ランクダウン。上でも書きましたがとにかく「株式特急旅行ゲーム」でした。(苦笑)
 スタンダードフロアでも、手持ち魔力ばっかり貯めるブックが心無しか多くなって来たような……、寒い時代です。ランキングの対戦相手を見つけるのも大変ですしねえ。
 【2003/1/4】
 結局、12月のランキングは、対戦相手が殆どいなくて試合数はたった2試合、1勝1敗で順位は8位…。ベスト10に入ってもちっとも誇れない。(苦笑)
 3月一杯で対戦サービスが終わってしまうまでの間に、ランキングなり、スタンダードなりで納得の出来る結果を残したいものです。
 そういえば1月のランキングルールがどんなものか、まだ確認もしてません 。(苦笑)
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