ITOK様、北へ。


出逢い編

 2000年1月終りに、このページでもお馴染みITOKさんが札幌にやって来ました。
 ここではその出逢いからの4時間程の事を書いていきます。一人称がやたら変化しますが気にしないように。意図はあります。(ちょっと改・補足)
ちなみにここのデザインは旅行記の使い回しです。(笑)

 尚、オリジナルはRGB掲示板にあります。

★特別編「ITOKさんとの出逢い」
【2000/1/29 sat】晴れ

   ITOKさんが札幌にやって来た。
このBBSにも書いてあるけれど、「BSマンガ夜話ライブ」を見るために。御苦労様です。(笑)
 まあ、僕もそれは見たいなあと思っていたので募集時の往復ハガキは出してありました。もちろん、同じ所に行くのなら一緒に行かない訳はありませんよね。もう12月からそうしようとは思っていましたが、実際具体的に会う手順を決めたのは前の日の28日だったりします。(笑)
 メールにて、
「じゃあ、新千歳空港に着いたらうちに電話下さい、札幌駅まで迎えに行きます」と書いたのだけど、
 この時、あたくしは電話に出たら真っ先に
「父なる天」と言おうと考えておりました。←莎木ネタね。
 もう心の中ではガッツポーズですよ。(笑)

 返って来たメール
「解りました!電話に出たらくれぐれも「母なる地」などとは言わないように」
 が〜〜ん!!(笑)
100m走でスタートする前のにコケた様な気分だわ。

 当日ITOKさんは朝7時55分羽田発、9時25分新千歳着の飛行機で来るので、まあ9時半〜10時過ぎくらいには電話の前に座って待っておりました。

 朝10時12分頃、電話は掛かって来ました。
フェリシティ「はい、」
ITOK「第8倉庫ですか?」
フェリシティ「……、……。あ、はいはい。そうです」
 あんたねえ。(笑)

 挨拶もまあ軽く、最終確認。
実は前の日、空港直結のJR新千歳空港駅からではなく、やや離れたJR南千歳駅からの乗り込みを提案していたら、そうしてみましょうという事だったのであたくしの方もそれを見計らって出掛ける事にしてました。
 ちなみに快速電車で新千歳⇔札幌は35分。うちの最寄り駅から快速電車では札幌まで10分です。
 まあ、新千歳からの途中ここも通るんですけどね、解りやすい場所の方がいいので待ち合わせ場所は札幌駅のホームの下、改札のある1階にTVと椅子が置いてある所、って事にしました。

 何だ勘だと準備しているうちに少し遅れてしまいあたくしが電車に乗ったのは10時57分の札幌行き。
 札幌駅に着いたのは11時7分。
約束の場所に行ってみてまずしたのは、キョロキョロとしたこと。(笑)
 この感覚は面白いですね。僕の特徴、服装に関してはITOKさんに教えておきましたけど、僕の方からはITOKさんの情報「ゼロ」でした。
 あの座っている人、ちょっと怪しいなあ。(笑)
とか思いつつ椅子に座りました。良かった、あの人は違うらしい。
 さすがに1階とはいえ、外気と繋がっている場所だけに上にぶら下がっているヒーターではちょっと寒かったです。
 駅に電車が着く度に辺りをキョロキョロしては人の様子を伺っていました。その時、斜め後ろにいた女の子を見て
 実はITOKさんは女の子だった!!
なんていう仰天のシナリオでもあれば面白いなあ、などという事を0.3秒くらい思いつつも待つ。(笑)

 う〜ん、やっぱり南千歳って遠かったかなあ?
道にでも迷ったのかも?
 やはり安全、簡単に普通に来る事を勧めれば良かったかも?
時間はもうお昼を過ぎ、前方のTVでは正午のNHKニュースが始まっていました。
 12時11分頃、もうあんまり辺りを気にせずニュースの方に見入っていた時。
「あ、すいません。〜さんですか?」って呼びかけられました。
フェリシティ「あ、はい、そうです」
 ああ、やっと会えた!!(笑)良かった〜。安心した。

 ITOKさんの感じは、……
あ、もう書き込み容量一杯みたい。またね〜!(笑)
★スーパードライバーITOKさん
 1月29日 午後12時15分
 ○○○○映画に出て来る様なITOKさんの初対面もそこそこに、足だけは改札へ向かう。(○の中はお好みでどうぞ(笑))
 自動改札に券を通し五歩くらい歩いた所で僕は、
「じゃあ、とりあえずヨドバシカメラにでも行きましょう!」と提案。
 ITOKさんの「あ、はい」と答えが返って来るのとほぼ同時に僕は、
「いや、単に僕がしばらく行ってないから行きたいだけなんですけどね」とやや苦笑いしながら説明補足。
 まあ、事実そうなんだけど、札幌駅で逢った後、とりあえず行く場所として昨日から決めてはいたのです。

「どうです?ここまで来る電車の中でたっぷり雪とか見られました?」
なんて、歩きながらありきたりな質問。(笑)
「あ、はい、それはもうたくさん、……あ、『アン歯科』ってあるんですね」
「…え?」
あたしゃいきなり何を言われているのか解らずちょっと戸惑う。
「あ、新札幌駅の看板でそういうのを見ました」
あ、そういう事か、駅名は僕が先ほど乗り込んだ駅。
「へ〜、そうなんですか?それは知らなかったなあ、そんな所の看板なんてみないもので」

 そんな学術的には何等意味をなさない会話をしながら(笑)
改札を出てほぼ直進、駅の商店街を通り、ちょうど西出口の真ん前にあるヨドバシカメラ札幌店へは2分ほどで到着。

 自然と足がゲーム売り場へ。(笑)
ワゴンの中にDCソフト「マイトラックマン」が980円。
(安!)
ITOKさんが、
「こんなソフト出てたんだあ」と言う中、
「あ、これはにゃごりん君が持っていますよ」ってすかさず説明補足する。
この時あたくしの脳裏に
『にゃごりん死亡』
という文字がゴシック体で浮かんで来たのは言うまでも無い、……縦書きで。(抑微笑)

 僕にとっては久しぶりに見るDCのゲームコーナー。
ロンドン旅行やら、その前には準備、その後の風邪で店などには殆ど行ってないのだ。
「ああ、いつの間にかたくさんソフトが出ている!」
もう、率直な感想を述べる。(笑)
「あ、そっか、ブランクがあるんですもんね」
「はいはい」
基本的にはまだ定価売りだなあ。ちょっと残念。
(ガンダムが2980円、そのうち買おう)

 その売り場スペースにはゲーム雑誌やプラモデルまでもが売られている。
ちょうど土曜だったため 「あ、このファミ通とドリームキャストマガジン、こっちでは今日発売です」と説明をしつつ本を手に取る。
 あ、ちなみにあたくしは実際の会話上でも
「ドリームキャストマガジン」
としか言わなかったりします。 「ドリマガ」だなんて恥ずかしくて言えないわ!!(笑)
あんまり本に見入ってはいけないので早々に切り上げる。

 その頃には駅構内で待っていた時に冷えた体も大分温まり、身震いも治まっていたので、そろそろ場所を移動しようかなと考え、売り場出口側へ向かうと今まで死角にあったモニターが目に止まる。
あ!?これはひょっとして「セガGT」?
「あ、これが例のですね、ちょっとやってみよう」とコントローラー持つ。
 とりあえず「EASY」。
なんじゃこりゃ!?一度体勢を崩すとなかなか真っ直ぐ走れないな。ちょっとにやけた顔で画面に向かうのは情けないかも?(笑)
 でも気がつくと
「いつの間にか他の車がいないと思ったら1位になってる!」
なんて事になってました。よほどEASYが簡単なんだなあ。
 完走してリプレイを見てみる。
「う〜ん、そんなに凄いグラフィックとも思えないんだけどなあ」
などと語りながらリプレイを早めに切り
「あ、やります?」とITOKさんにコントローラーを渡す。
 するとITOKさん荷物を一つ置き、手袋を外し準備開始。

お!?これは本気か?(笑)謎のベールが今明らかに!!
 左の壁にゴツン、右の壁にゴツン、左の……
僕と似たような走りでした。安心。(笑)
 まあ、慣れてないもんね。

 その後CD売り場をちらっと見た後、店を出る事に。
で、先ほどから気になっていたITOKさんの大荷物、
「一つ持ちましょう」って取り上げました。
「あ、そっち重いですよ、機内に入る時デジカメとかPCとかまとめて入れてますから」 「あ、大丈夫、大丈夫」 とは言いつつ本当に重かった。(笑)
背中にしょって、まあ解決。

 1時ちょっと前
店を出た後は、冬の札幌、しばらく歩く事にしました。
まあ大通り公園辺りまでかな?
 ホテルのチェック・インが何時かはちょっと曖昧だったのでとりあえず2時くらいまで。

「この辺りは元々の札幌駅のあった場所なんです、高架になった時にあっちにずれたんです」
ってガイドさながらの説明をしつつ歩く。というか、こうなった場合、誰もが「ガイド化」しますって。(笑)
「あ、このホテルがにゃごりんさんが札幌を訪れた時に泊まったホテルです」もはやガイドそのものだ。

 左300m方面には今回ITOKさんが宿泊する「全日空ホテル札幌」も見えて来た。さすがにこの辺り で一番背の高い建物なので目立つ。
「あ、あれがそうですよ、全日空ホテル」
指まで指して説明、ガイドのフェリシティ。(笑)

 何気なく歩いているようで、あたくしはある方向を目指していました。「時計台」です。
 いや、RGB3Pの書き込みでITOKさんは
「地図を見ずに時計台を見つける事に挑戦します」
って書いていたので、果たしてどのくらいの段階で気がつくのかなあ?って興味があったのです。(笑)
 さて、近付いて来ました。あ、結構人混みあるからすぐ判っちゃうかなあ?心の中はニヤケ気味。(笑)

 話をしていた事もあり、すぐ近くへ来てもまるで反応無し、しびれを切らしてついつい言ってしまう。
「あ、気が付きません?」とだけ
するとITOKさん、やや回りを見ながら最後に見上げる様な感じで、 「あ、これは!……だけど、本当にこれなら素通りしてしまうかも知れませんねえ」 ……本当に。(笑)
 しかし、札幌のシンボルが、これだけって言うのも実に情けない……。(苦笑)
 ロンドンは街全体がテーマパークと言ってもいいくらいなのになあ。

 そんな中、我ら家督隊は雪まつり用の雪像制作中の大通り公園へと足を踏み入れるのであった。

★ITOKさん、エレベーターガールの足元に熱視線!(笑)
 1月29日。その3

 札幌大通り公園が見えた所の信号機で待っている間、ちょうど公園の東方向にある札幌TV塔を指さし、
「あれがガメラに壊されたTV塔です。ちょうどこんなアングルがありましたね」と解説。
「お〜、はいはい」
「シェンムーBBSでは伊邪那岐さんも話題にしてましたよ」
ITOKさんも納得しているようだ。(笑)

 そして、次に公園西側に手をかざして、
「あれが雪まつり用に作っている雪像です」
と、あと1週間後に迫っている「雪まつり」のための雪像制作が行われていることを説明。

 横断歩道を渡り、公園内に入ったものの、やはり制作中は危険なため特に大雪像がある場所の中には入れないようにしてある。
 う〜ん、もっと近くで見せたかったけど、仕方無いなあ、どうしよう?……よし!!
 目の前に丁度地下街への階段があったため
「それじゃあ、ちょっと地下に行きましょう」と階段を降り始める。このまま地下街を抜けてTV塔へ行こうと考えているあたくし。(おほほほほ)

 東から西へ300mほど、ちょうど大通り公園の真下に縦に伸びている細長い地下商店街オーロラタウン。
 そこの左側をITOKさんと一緒に歩きながら、
「ここって、誰が決めているわけでも無いのに必ず左側通行になってるんですよ。ホント、いつ来ても左側です。小さい時からそれが不思議で不思議で」
 と日頃疑問に思っている事をITOKさんに叩きつける。
「へ〜」
 どうやらこの話題は終わったようだ。……(笑)

 商店街のちょうど突き当たりにTV塔の地下があり、そのまま階段を登る。1階に着き、
「それでは、3階まで行ってみましょう」
とエレベーターに乗る。
ここは上の展望室まで行くには800円かかるけど、3階へ行くのは自由。ただ。TADA。
 ちなみに札幌市民であるあたくしは、……未だに展望台へは行った事ありませんです。(苦笑)
 エレベーターに乗るとまずITOKさんが、エレベーターガールの足元にある小型ヒーターに目を付け、
「こういうの、珍しいですねぇ」と言う。
「ああ、そっか、そっちじゃ普通こんな物使わないですよね」
 まあ、確かに、こっちに住んでてもこういうの使っているのはここだけかも?結構、戸の開け締めも激しい様な場所だし、寒いんだろうなあ。
 それに、デパートにおいてもエレベータガール、あんまり見かけなくなってきたし。

 3階に到着。3階とは言ってもその辺の10階建てのデパートと高さは変わらないので、そこそこ見晴らしもいいんだけど、肝心の大通り公園側はレストランに入らないと見られない様になってたりする。(笑)
 基本的に「土産物屋」「ゲームコーナー」「レストラン」があるだけの場所だけど、実は僕、ここによく来ます。
 何となく足が向いてしまうんだなあ。で、ちょこっとゲームやって帰るの。(笑)

 窓から見える景色は殆どが東側、そして北と南が少し。
ITOKさんには、北側直ぐ隣にある札幌NHKを説明、
「本当なら、今日のイベントもNHKに直結してる、そこの市民会館でやれば良かったのにって本当思うんですよね」
「本当ですね」
 今日やるイベントの「BSマンガ夜話ライブ」はもちろん主催NHKだけど、会場はちょっと離れた共済ホールという場所。そこは660人しか入らない所で12月からITOKさんはその収容人数への不安を漏らしてました。(笑)

 ちなみに「シェンムー発表会・札幌」を行った厚生年金会館は2500名収容可能、本当に大々的な事やったんだなあって1年経ってあらためて思いました。

 その後、辺りにあるゲームをサ〜ッと眺めていてあることに気が付きました。……あれれ?
「ず〜っとあった筈のデイトナUSAの大型筐体が無いなあ」あれ、一人で練習するにはちょうど良かったのになあ。(笑)

 まあ、こんな所に長居していてもしょうがないので1階へ戻るのですが、いつも僕は、ここで降りる時はエレベーターではなく階段を利用するのです。
 という〜わけで〜、付き合って戴きますITOKさん。(笑)

 鉄製の急な階段を一気に降り、再び地上へとやって来ました。NHK屋上にあるデジタル表示の温度計は4度近い数字を示していて本当に暖かいです。
 あ、書き忘れていましたがその日は3月上旬の気温というくらいに暖かく、ちょっと残念でした。
 だって、ITOKさんには折角来てもらったんだからマイナス15度とか経験したもらいたいのに〜!!(笑)

「もうちょっと温度が高くて雪が湿っていると簡単に雪だるまが作れますよ」
といいつつ、地面の雪を一塊転がしてみたけど、雪は大きくならず。
「ああ、まだちょっと駄目ですね、元々こっちの雪は雪だるまには向いてないですしね。でも条件が整えば、ほら、芝のロールを巻き取るかの様にあっという間に大きくなりますよ」
 何故か声は得意気だ。(笑)

★ITOKさんとDEGITAL DANCE MIX安室奈美恵
 1月29日その4

 TV塔と大通り公園を後にした我々家督隊(笑)は、さらに南へと歩き出した。町の中心部ということもあるけれど、今日の暖かさで歩道には殆ど雪が無く歩きやすい。
 5分ほど歩いた所で僕は「九十九電機」(ツクモ電機)の中へと足を運んだ、ITOKさんもそれに続く。
 何故ここへ来たのか?
それは……、僕が単にがしばらく来てないから。
 い、いや、札幌地区のドリームキャストソフトの分布調査です。絶対!…多分。(笑)
 店内に入ると入り口の真前にあるエスカレーターに乗り2階奥のゲームコーナーへと向かう。

 ここ来るのも本当久しぶりだなあ…。
あ、いえ、何でも無いです。(笑)
当然ながらドリームキャストのコーナーへ。
 一通りその場の状況を見終えた所でITOKさんがやや驚き加減にこう言いました。
「ここには初回限定版がまだ売ってますね」
とITOKさんが指を差し手に取った店頭見本ケースは
『シェンムー 一章 横須賀』ではありませんか!!
「あれ?本当だ!ある所にはあるんだなあ、僕が見た店では通常版だけになってましたけどねえ……、余ってるのかなあ?(苦笑)」
 ここもまだ思い切った割り引きはなされていない様だ。地方は辛いなあ。

 九十九電機には7分程居ただけですぐ店を出る。
さらに南へ157mほど歩くと『狸小路』にへ到着!『姉小路』じゃないぞ!(笑)
「ここが札幌の有名なアーケード商店街、『狸小路』です」
 狸小路は、やはり、東から西にかけてだいたい8丁目分くらいの長さがあるんだけど、僕たちが来たのはその一番東側、番地で言うなら西1丁目です。
 ああ、そうそう、TV塔も同じ西1丁目ですね。ここから大きな道路と小さな川を挟んで東1丁目となるのですが、東側に入るともう、街の賑わいというものを感じられないくらいになってしまいます。

 で、狸小路1丁目にある「クエスト」という小さなゲームショップへ行ってみました。調査です、調査!(笑)
 そこの店は元々ライター屋だった筈なのに10年以上かけてほぼ完全なゲームショップへと変貌したんです!(笑)
 あ、でも店の片隅にまだライターは売っているようですね。売れるのかなあ?
 店に入ってしばらくして、僕は天井近い所に置いてあったある商品に気がつきました。すかさずITOKさんに話しかける。
「あ、あれすごく安いですよ!!」と僕が指さしたのはHello kitty Dreamcast(ピンク)の新古品でした。
「26800円か〜、本当安いなあ」 (この商品新品34800円専用キーボード、専用VM付き)
 普段からこのくらの定価ならこのタイプのDC売り上げにも拍車がかかるのになあ。そもそもセット品だからと言ってPS2と5000円違いじゃいけないと思うよ。29800円にしないとね。

 サターンソフト売り場前。
ITOKさんがある中古ソフトを手に興味深そうに見ていた。
 そのソフトの名は!AM2研の新企画ソフト第一弾!!
……だけ出たソフト。
「DEGITAL DANCE MIX 安室奈美恵」だった。(笑)
「あははは、いくらなんですか?それ」
「……200円、あははははは、200円かあ」
 ITOKさん、そのケースを手にレジ方向へ振り替える仕草だけを見せてケースを元の場所へ戻す。
 今にして思うと、ここで僕は「おいおい」ってツッコミを入れるべきだったなと反省してます。(笑)
 多分、ITOKさんの事だから、資料的価値からの興味かと。(笑)

 店を出てすぐ隣にあるゲームセンターの中に入ってみた。札幌のアーケードゲームの市場調査であって、決して僕がしばらく行ってないからでは無い!…多分。

 ああ、これが「DEAD OR ALIVE 2」なんだ〜、初めて見た。はっきり言って、フェリシティが新作アーケードゲームに出会うにはかなり長い期間を必要とするのだ。
って自慢にならないですね。
 でもね、その場でITOKさんにも話したんだけど、僕はあんまりこういう場所には行かないため、「F355」や「バーチャテニス(日本名「パワースマッシュ」)」や「エアラインパイロッツ」などのNAOMIのソフトを見たのもロンドンが最初だったりするのだ。

 それはともかく、世界的に見てもNAOMI基盤のゲームって一般的になって来たんだなあと少し実感。

 そこにいたのはほんの四分ほど、
「じゃあ、そろそろホテル行ってみましょうか?」
とITOKさん。時計を見るともうすぐ2時だ、
「あ、はい、そうですね、もうチェック・インも出来るでしょうし」

 僕達は店を出て今まで来た道を今度は北へ向けて歩き出しました。

★ITOKさん長崎屋に多少貢献

 北へ還る。

 狸小路を後にして、今まで来た道を戻る。
取り留めの無い話をしつつ歩いていたんだけど、僕はふとBigoff(長崎屋)札幌店の隣でふと立ち止まり、地下のスーパーに行こうと話し、そそくさとエスカレーターを2階分降り、地下食料品売り場へ。
 そして真っ直ぐ乳飲料のコーナーへ行き、ある商品を見せる。
「あ、これってそっちで売ってます?」
 僕が指差し示したのは雪印乳業が発売している『カツゲン』という飲物だ。  風の噂に、これは北海道にしか売ってないという話を聞いていたのでぜひとも見てもらおうとわざわざやって来たのだ!(笑)
 ITOKさんはアラスカに現れたブッシュマンを見る民族学者かのごとくカツゲンを手に取り、
「いや、見かけないですね」と1リットルの紙パックを四方から眺める。
「何というのかヤクルトに似ているけど、またそれとも違う飲物です」とほぼ適切な説明や蘊蓄を話し終えると、ITOKさんは
「ちょっと買ってみましょう」と1リットルパックを買い物カゴに1ダース入れて軽々と持ち上げた。
 という事は無く、1つだけ手に取ったのです。

 すぐレジに行くのも何なのでちょっと辺りを見てからと思い、レジとは逆方向に歩きだすと、すぐ近くに生ラーメンが売っているではないか!これ幸い。
「あ、そちらのラーメン、こんな風にして売ってます?」
 僕が指差したのは2食や3食の生麺だけが入った商品で中身が露出していてパッケージの趣も何も無いビニール袋入りという感じの物だ。
「あ、こんな麺だけでは売ってないですね、そっちのスープとか全部まとまったやつなら売ってます。けどここ10年くらい前からですね」
 とやや珍しげ。僕はすかさず
「あ、スープはここにありますよ」と棚状になった冷蔵庫の一番上の方にある別売り50円くらいのスープを見せる。さすがにこれにはもっと驚いた様でさらに物珍しげでした。(微笑)
 メールなどで交わされていた
「インスタントラーメンを調理せずそのまま食べてみたい」
 byフェリシティ
「ベビースターラーメンはお湯で戻せばラーメンとして食べられるのか?」
 byフェリシティ
「ベビースターラーメンの風味があるインスタント麺ならS&Bホンコンやきそばだ!」
 byフェリシティ(笑)
 などの話があった事から自然とお菓子コーナーやインスタント麺のコーナーへ足が向く。……僕が。(笑)

「う〜ん、ベビースターラーメンは無いですね」
本当に無いなあ。やっぱり阿部商店みたいな所じゃないと駄目か。(笑)
 レジでITOKさんはカツゲンを買い、長崎屋を後にする。もしもこの時、ITOKさんがカツゲンを1ダース買っていれば、長崎屋が倒産する事も無かっただろうな…。(笑)
 というか、まさかあの後、本社が倒産するとは夢にも思わず。(苦笑)
 ちなみに、札幌店はその後も営業は普通通りです。

 そのまま地下で繋がっている出口から店を出て、地下鉄駅構内を通って歩いていく。
 ちょうど大通り公園の真下を横切る様にして地上へと出る。(その間、健康堂さんと匿名希望の∀さんの話題が出ていたと記憶)

 地下から登ってきたそこはちょうど札幌市民会館の横NHKのすぐ近く、道路を挟んだ左側には高いビル札幌市役所の隣でした。
 NHKに表示されているデジタル温度計はさっきよりもさらに上がって4度〜5度を示していました。
 今日は本当に暖かい。ちょうど今の時間辺りが一番雪が融けているのかも?何気なく歩きながら右側の市民会館横のやや高くなった所に積もった雪を一握りして転がしてみた。
「あ、ほら!!こんな感じです!」
温度が上がって雪がさらに融けたせいかスムーズに転がりながらあっという間に大きくなる雪玉を見せる事が出来てちょっと得意気。(笑)
「おぉ、本当に簡単に大きくなるものなんですね」
さすがにこれはカツゲンやラーメンスープの4.3倍(当社比)くらい感嘆していたなあ。(笑)

 そこからほんの少し歩くと人通りも少なくなり、道の雪も殆ど融けていない。やっぱりこの辺りは歩く人も少ないし日陰も多いし雪かきもされてないんだろうなあ。

 目前に全日空ホテルが見えて来た。
やっぱり高いなあ。つい何年か前うちのすぐ近くに出来たホテルに抜かれるまでは札幌、いや北海道一高い建物だったもの。
 でも、東京じゃこんな27階くらいのビル何処にでもあるんだろうなあ。マンションにも抜かれてそう。(苦笑)

 ホテルの向こう正面には、共済ホールがある。
今日行くイベントである「BSマンガ夜話札幌ライブ」の会場なんだけど看板が地味にかけられていた。(笑)

 ホテルに入る。
はずかしながら、ここに入るのは初めてなの。(笑)
 だからちょっとワクワク。(微笑)

 フロントはどうやら2階らしい。
エスカレーターに乗る。
 ああ、何かロンドンの癖で右側に立ってしまうなあ。(笑)

 ITOKさんが受け付けを済ませている間、僕はやや離れた所で座って待っていたのでありました。

★ITOKさん、ツインルームの怪
 ホテルにて

 フロントからはすぐ見えないやや離れた所にある椅子で待っていると、
「あ、ここにいたんですか?」とITOKさんがやって来た。
 どうやら、いつのまにか部屋に一度案内された後、下に戻って来たらしい。
 一緒にエレベーターに乗り部屋へ。
「何階になったんですか?」
「15階です」  ホテルのエレベーターはムチャクチャ早い。
あっという間に15階に到着。

 部屋の前まで来るとITOKさんは、オーソドックスな鍵を取り出し、ドアを開けようとしたんけど、すぐには開かなかった。
 やっぱりみんな同じだな、とロンドンの部屋の鍵の開け方がすぐにはうまくいかなかった事を思い出す。
 3回目くらいでドアが開き、中へ入る。
入るなりITOKさんは
「何故かツインルームなんですよ」と喋り出す。
「あ、本当だ、なぜにまた?」 まあ、ホテル側の都合かな?

 僕が部屋に入ってすぐした事は、お風呂に入る準備をした事
ではなく、窓のレースのカーテンを開けて外の景色を見る事でした。
「あぁ、さすが15階だけあって眺めがいいなあ」
 ここの窓からは札幌の中心部から東側が一望出来た。
遥か遠く11km先には、うちの近くにある『北海道百年記念塔』という塔がうっすらと見える。
 視線を下へやると右斜め隣の10階建てくらいのビルの屋上に「鳥居」があったりして何だか面白い。
 5分程景色を見ているだけでかなり楽しかったです。
もちろん、その間、「あれは何々です」といったガイド活動も怠ってはいないぞ。(笑)

 部屋の中を物色。
「ああ、でも何か懐かしい気分、ほら、ついこの前まで、1週間ホテルに泊まってたじゃないですか」  本当に、またロンドン旅行の続きになった様な気分でした。

 TVをつけてみる。
 何と、ここのTVはBSも見られる様になっているじゃありませんか。(微笑)
 とりあえず、Vリーグがやっていたので何となくそれにする。ちなみに今は午後2時半過ぎ。

 冷蔵庫を開けてみる。
う〜む、コカ・コーラやビール等のお酒類が入っていたけどやっぱり高いね〜、これは万国共通か。(笑)
 ITOKさんはさっき買ってきた「カツゲン」をその冷蔵庫の上に置いた。
 その際、僕がそれを持ち、
「これを持った場合必ずやらなくてはならない事があるんですよ(にやけ)」 ん、何だ?という顔のITOKさん。
 僕はカツゲンを持ち上げ右肩の所まで持って行き、右肩を下げながらこう言った。
「かつげ〜ん」(笑)
 2人の苦笑とも思えない笑いが部屋に響く。

 満足したあたくしは次に、引き出しを開けた。
そこにはキタキツネのイラストが描かれたTシャツが入っていた。
「あ、これは持って返っていいやつなのかな?」
「おぉ!たぶん、そうでしょうね」
 うむ、なかなかいいサービスですこと。
(が、しかし後から聞いた話ではITOKさん、チェックアウトの際、このTシャツの事などまるで忘れてしまい持って来なかったのです。(苦笑)なんだ、あたくしが貰えば良かったな……)

 部屋には他に、ポット、緑茶、簡単にレギュラーコーヒーが飲めるカップ麺風容器が2個置かれていました。
 喉が乾いていた僕はコーヒーが飲みたいなあって思い、お湯を沸かすためにポットに水を入れ電熱器の様な物の上に置き、コーヒーの容器を見た。
 ……300円、そう書かれていた。(苦笑)
「お金取るんかい!!(笑)」
変な所だけ欲深いわね〜。ITOKさんもこれにはたいそうガッカリしていた。

 しょうがないのでお茶に変更。
「あ、飲みます?」とITOKさんに聞いたら 「あ、いいです、さっき買ったのを飲んでみます」
とカツゲン第一主義を宣言した。

★ITOKさんのおみやげ

   カツゲンを一口飲んだITOKさんはなるほど、とヤクルトっぽい味だという事は納得したようでした。
 僕の方はお湯が沸き次第、ティーバッグになっている緑茶を飲み始めましたが、急須が無いため、湯飲み茶碗にティーバッグを入れて直接お湯を注ぐという非常に不本意な飲み方を致しました。
 もしこれが紅茶なら、ティーカップに直接ティーバッグを入れるなど 許されない事です。(笑)

 一息ついた所でITOKさんが
「じゃあ、今のうちに全部見せちゃいましょう」
僕に見せるために持って来てくれた色々な物を出し始めました。
 やはり、というかシェンムー関係の物が殆どを占めていますね。

・雑誌宇宙船の一部シェンムーでのモーションキャプチャーの話のページのコピー
(シェンムーBBSで以前話題に登っていた物)
・各種シェンムーイベントで配られたシェンムーの簡易パンフレットや莎花の絵がついたドリームキャストの大きなビニールバッグ
・ローソンで予約した場合のみにもらえるシェンムーコレクションカード(何故か2組付いてたんですって)
 以上の物は僕に下さるそうで、
いや〜本当嬉しいなあ、どうもありがとうございます!

 戴いたカードはその時初めて見たんだけど、これは紙とかの安っぽい感じじゃなくてプラスティック製で、下敷きを縮小した様な感じでした。
 これが特に嬉しかったかも。(微笑)

 他にも、去年東京の地下鉄で行われたシェンムースタンプラリーのスタンプ帳を見せてもらったんですが、話には聞いていたけど、これ本当にいいなあ、良く出来てる。
 2以降のキャラクターもたくさん出てて資料としての価値もあるし、東京の地下鉄の勉強にもなりそうでした。(笑)

    そして、去年のネットワークジャングル2でITOKさんが撮影したりゅーじさんのピアノや伊織さんの歌、胡弓の生演奏が収録されているビデオを見せてもらいました。
 部屋の備え付けのTVはビデオ端子を繋げない様に意地悪(笑)してあるのでデジタルビデオカメラを手に持ち、その3インチくらいの液晶画面で見ました。
「この生演奏を見に行くだけでも入場料払って行く価値がありますね」 というくらい30分ほどの内容は本当に良かったです。
いや本当、実際に見た人羨ましいです。

 ITOKさんはノートPCを持って来ていたのでメモリに入っている音楽なども聴かせてもらいました。
 ALBEDO 0.39さんがここで発表した色々な物を。
特にDCでは聴けなかったものですが、やっぱりDC版は相当音質を落としているんだなあって納得。(笑)

 TVのチャンネルを替えると「刑事コロンボ」がやっていたので何となくそれを見る。(笑)

 ちょっと疲れたのでベッドに寝そべったりしつつ、札幌市内の、こんな大きなホテルに泊まった事なんて無いのでベッドも2つある事だし、
「泊まっていこうかな?」 って軽く冗談めいて言うとITOKさんは
「どうぞどうぞ」とやはり多少冗談めいて言っている、でも5割3分4厘くらいは僕も本当に泊まっていってもいいなという気持ちもあるかな。(笑)

 何て事無い話をしているうちに4時を過ぎ、
「そろそろ行きましょうか」って事になり、戴いた物とかは部屋におかせてもらって部屋を出る。
窓の外はもう暗くなり始めていていました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 とりあえず、ここまでで終止符を。
イベントの方の話をITOKさんにお任せ!(笑)
翌日のITOKさんが家を訪問っていうのは、要望があれば書きますけど、これ読んでいる人自体が少なそうなので無いかな。
(旅行記を書かないといけないし)

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