国内、海外共に無料のWEBページサービスはたくさんありますが、DPと相性が悪いページがあります。
主な無料WEB スペース一覧をご覧下さい。
□国内無料WEBページスペース
ページの個別項目にも書きましたが、DCの場合、オンラインエディター(ファイルマネージャー)がついている所がやはり一番確実で便利です。
WEB上のFTPサービスを利用すれば、ほぼ全てページを制作出来ますが、或る日突然FTPサービスが使えなくなる事だってありますしね。
まあ、一度アップするためにオンラインエディタのある場所で作って、そこから転送するという事も出来ますけど、どちらにしても面倒です。
ページが完成して、いざ閲覧の際にもDCには厄介な所があります。
具体的な場所を挙げるなら、それは[gaiax]等です。ここは、DPで一度全てページを読み込んでも別のページに行き戻った場合、また最初から再読み込みさせられます。つまり、オフでの閲覧が不能です。
これはDPにとっては致命的な仕様と言えるでしょう。
特にgaiaxは、簡単なサービスと「電撃Dreamcast」の推奨もあったためDCユーザーは初期の頃、gaiaxで最初のページ作りをしたという人は非常に多いのですが、キャッシュを残さない設定(METAタグ)を変更出来ませんし、やはりある程度慣れてきてからの拡張性の低さと、毎回の再読み込みによるストレスもあるので、不便さは拭えません。
ましてや、たくさん組み込まれたJavaSprictや、必ずフレームページという事で重くDCには全く向いていません。DCで作る簡単さを望むならmyroomでお作りになった方がよいと思います。(自由度は低いです)
※【2005/10/10追加】
gaiaxは一部を残してサービス終了。myroomも2006/2/15にサービス終了が決まっています。
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実はジオシティーズでも、DPプレミヤ限定で「クッキーを受信しない(一度でもクッキーがセーブされれば大丈夫ですが)」設定でページを閲覧する時、何度も再読み込みする現象が起きますが、DPプレミヤはDP3以下のブラウザーなので考慮には入れません。(苦笑)
他にも[xrea]などがDPとの相性が悪く、完全にぺージを読み込んでも一度違うページに行って戻れば再読み込みです。
こういったページの仕様は、ブロードバンドでの接続と、PCにも向けたコンテンツであるのなら別に構わないと思いますが、DPで閲覧する人が多いと解っている場合はなるべく避けておいた方がよいと思います。
※xreaやトクトクなど、そうならないページもたまにあるのですが、今一つ基準が判りません。
■DC、PC共にページ制作の際絶対注意して戴きたい点 |
・画像のサイズは必ず指定して下さい
これは、ページを作成している方全てにお願いしたい事です。ページで画像を表示するというのは既に当たり前に行われていますが、その表示方法が単に画像だけ表示出来ればよいというだけになっているページが意外に多くあります。
<IMG SRC="画像アドレス">
これでも画像は表示出来ますが、これだけでは好ましくないです。
<IMG SRC="画像アドレス" WIDTH="横幅" HEIGHT="縦幅" ALT="画像の説明">
きちんと、縦横の長さ(ピクセル)を指定した上で、画像の説明も書き加えておきましょう。
何故、画像のサイズを指定をするべきなのかは、画像が表示されなかった場合もレイアウトが崩れないという利点もありますが、実際にDPで閲覧される方ならば一番良く解ると思います。
この見本ページをご覧下さい。そして、ページ下部にある「戻る」というリンクからこのページに戻ってみて下さい。
●画像サイズ未指定 ●画像サイズ完全指定
DPで見る場合、明らかに違いますよね?
DPは、サイズの指定されていない画像は、読み込まない限りそれよりもページ下に進めないのです。さらにテーブル内にある画像であるなら、全ての画像を読み込まない限り、内容が表示されません。
こういう場合、きっと閲覧者はじれったくなり、読み込みを中止させる手段を取る事でしょう。それだけ画像サイズを指定していないページは見る側にストレスを与えます。どんな素晴らしい絵や写真があってもこれでは結果的に閲覧もしてもらえません。
でも、画像が何枚あり、どのように並んでいるか、どんな画像なのかが解ればちゃんと見てもらえる筈ですよね。アイコン等の小さな画像も含めて、サイズ指定は絶対にしておくべきだと思います。
もちろんPCでページを制作されている方もですよ。
PCで閲覧した場合、サイズ指定されていないページは最初平べったい
枠の中に徐々に写真が表示され、枠がどんどん膨らんでいく様な表示をされていくと思います。通信環境にもよりますが、意図したレイアウトで表示されるまでに時間が掛かってしまいますよね。やはりサイズ指定されている方がより解りやすいと感じる筈。
※上のリンク先は、比較的軽い画像、少ない枚数、テキストも殆どありませんのでブロードバンド接続の方にとってはあまり変わらないかも知れません。
・ページは適度な重さで
DPでのページ閲覧には限界があります。
テキスト、画像共に200KB前後です。(状況にもよります)
じゃあ、それまでの容量なら大丈夫なのかというとそういうわけでもありません。
ソフトを起ち上げた直後なら、そういうページを開いたとしても何とか全て表示して、キャッシュにも残せるでしょうが、DCの場合、画像を閲覧していく度にメモリを消費していきます。これはキャッシュをクリア[Rトリガー、再読み込みの所でX+A]しても戻りません。後には画像を表示してくれなくなります。さらにはテキストページさえ直前に読み込んだページすら記憶してくれなくなります。こうなるともう電源を切って再起動するしかありません。
(容量が小さくてもあまりにも縦横のサイズが大きい場合、DCではフリーズする場合があります)
PCで閲覧している方でも、別ウィンドウで開いたりしてメモリが少なくなって再起動させなければならない状況ってありますよね?
全ての人がブロードバンドで閲覧出来る訳でもなければ、全ての人が大容量メモリのPCで閲覧しているわけでもないんです。やはり重たいページというのは結果的に人に見てもらえないと思います。
ブロードバンドの恩恵は、何かソフトをダウンロードする際や大きなデータのやりとりにあるべきであって、普通のページ閲覧に関してまでブロードバンドが当たり前の様になるのは変です。
最近、企業やオフィシャルなページのリニューアル=前より重くなる
という図式が出来ている様です。
文字でリンク出来る物が全て画像にとって代わり、ましてや、ページの全てがフラッシュで表示という所が多くなりました。見た目はよくなるものの、明らかに重たくなっていってます。それなのに古いブラウザに対応した軽いページを用意しているわけでもないのです。もう少し、閲覧する側の状況も考えつつ、ページ構成を考えるべきだと思います。
というわけで、多くてもテキストで150KB、画像も合計で140KB程度分くらいで1ページにするのが一番良いと思います。それより少ないなら尚更よいです。画像が重たい様なら大きい物はリンクして実際に見てもらった方がいいですね。
■DCには対応していない物(特にPCで制作される人向け) |
あ、こういうのやっちゃダメだよ!(by鈴木裕さん)
※あ、この台詞はこちらをご覧になると解ります。(笑)
DCで閲覧される事がよく解っている様なページのコンテンツなのに、DPには対応していない事をやっているページがあります。こういうのって、折角の内容を見てもらえるチャンスを減らしていると思います。本当にもったいないです。
例えば、セガのページなどはドリームキャストの発売元でありながら「シェンムーII」という「II」の字をDC(MACも)では読めない機種依存文字で表示させて「シェンムー 」というソフトの紹介をしていたりして、一体誰に売りたいのだか解らない意図不明な事をしています。(苦笑)
ここでは、DPにも向けてページ作りの際のいくつかの注意点とを書きます。普段DPでの閲覧があるという事を意識していない方でも、より色々な人に見やすいページにするために参考になさって下さいね。
- 画面表示
DP(2以降)は最も適している画面構成で横615ピクセル縦480ピクセルの表示で固定です。それ以上には出来ません。
それゆえに、あまりにも横幅が広いページで、縦だけでなく横スクロールもしなければいけないページにはストレスを感じさせられます。
これはまあ、色々な環境がある以上、仕方ない事ではあるのですが、PC同士でも画面の大きさによる弊害はある筈。それならば、画面の大きさに頼らない様なページ構成を考えた方が望ましいと思います。
TABLEタグを100%で指定したりする事でだいたいの場合はDPでも横スクロールをしなくても済みますが、レイアウトまではさすがに同じ様には出来ないのは難しい所です。
ちなみに当ページの場合、横サイズをほぼ610ピクセルくらいに統一しているため、PCからの閲覧の場合小さいページになっていると思いますが、DP、PC両方から見たレイアウト、デザインはほぼ同じです。
- フォントのサイズ
DPにおいては文字のサイズが4種類しかありません。
DPの設定を[文字=小さい]にした場合、
フォントサイズ1から3までが同じ、
フォントサイズ4
フォントサイズ5
フォントサイズ6,7が同じ
の4種類になり、PCで制作した方のページで改行位置やレイアウトを気にして折角サイズ2や1で指定した場合も反映されず改行されている場合が多いです。(笑)
まあ、これに関しては深く気にせずそういうものだというくらいに思っていて下さいませ。
- ミニウィンドウ表示
JavaSprictを使った小窓は、よく商業、公式サイト等でアンケートや更新情報の表示に使用されていたりしますが、これはDPに対応してはいません。ソースを見てURLを割り出して表示する事は可能ですが、普通の人はそこまで出来ません。(笑)
なので、どうしても必要じゃない限り使うべきじゃないと思います。使う場合もそのアドレスへのリンクを別に張るべきですね。
ただ、DPでこの機能が使えない利点として、ページにある一切のポップアップ広告が表示されないのです。(笑)
- インラインフレーム(ページ内埋め込み型フレーム
これも更新内容等をページ内に表示したりするもとして利用しているページが多い様ですが、DP未対応です。普通に閲覧している場合、ページ内にそういう物がある事すら気付きません。使用は全然問題無いですが、IFRAMEタグ内に、表示させているページのリンクを張りましょう。これは、未対応の人だけに表示される物なのでレイアウトの邪魔にもなりませんのでお願いします。
これもDPでこの機能が使えない利点として、ページにある一切のインラインフレーム広告(Tripod等)が表示されません。
素晴らしいです。(笑)
- 機種依存文字
最初の例としても挙げましたが、特に機種依存文字の場合、DPだけではなく、マッキントッシュ等、未対応の物も多いのでお勧め出来ません。そういった文字の例はこちらにあります。
ページ制作している方はもちろんですが、掲示板書き込みの際等も使わない様にしましょうね。
- バージョンの新しいフラッシュ
DPも一応、macromedia FLASH3(音声無)までは対応していますが、それ以降のバージョン、3でも極端に重い物は表示出来ません。
ページを彩る要素ですし、それが主体のページもあるので良いのですが、フラッシュを使ってでしかコーナーを選べない様なページは考え物です。PCで閲覧の方でも何度もそういうメニューを使う方が苦痛に感じる方はいる筈ですので、きちんとテキストで作ったメニューを用意して、フラッシュ自体もSKIPで飛ばせる様にすべきです。
商業ページや、TV、映画の公式サイト等では、こういうページがあまりにも多いです。(苦笑)
- タグは省略しないで!
IE、インターネットエクスプローラーでは、多少タグを省略しても普通に表示してくれる場合が結構あるようで、DPを含めた他のブラウザで閲覧の際まともに見られなくなっている事も多いです。
いくつか例を挙げます。
テーブルタグ
ちゃんと基本の対で書きましょう。
<TABLE><TR><TD>
中身の文章等
</TD></TR><TABLE>
基本的には本来、この組み合わせで表示するタグですが、
<TABLE>
中身の文章
</TABLE>
IEの場合、このようにTRとTDを省略しても表示出来てしまう様です。こんな場合DPでは、テーブルの中身は読み込むのに、表示してくれません。気をつけましょう。
以前、NHKの今月の映画紹介のページでは、上のミスをしていて、何十KBと読むこむのに全く表示されないという状態になってました。(苦笑)
テキストエリア、オプション等
必ず<FORM>を付けましょう!
よく、更新情報をテキストエリア内に書いたり、行きたいページをOPTIONで選んだりするページってありますが、タグを省略したばかりに、DPから見た場合、その内容が全てページ表面にさらけ出しちゃっているケースが多いです。
<FORM>
<TEXTAREA name="text" cols="30" rows="2">
中身
</TEXTAREA>
</FORM>
上の様に正確に<FORM>で挟みましょう。これは書き込める部分だけじゃなくて以下の様な選択式の物、所謂OPTIONでも同じ事です。
<FORM>
<SELECT NAME="dir">
<OPTION VALUE="felcity">フェリシティ
<OPTION VALUE="yamanba">山ん婆
<OPTION VALUE="sokurates">ソクラテス
</SELECT>
</FORM>
たった13byteの気配りでより見やすいページになります。
- 背景色は指定して!
普通は<BODY>タグ内に書く背景色、BGCOLORですが、何も指定していないページが結構多いです。(一番有名なのはYahoo!)これはIEでは指定しないとデフォルトが白になるからなのでしょうが、DP(3以降)、またはMACのIEではグレー(灰色)になるのです。
もし白いページを意図してるのであれば、きちんと白く指定しましょう。スタイルシートを使って指定している方も一応はBODYタグを書いた上で、
<BODY BGCOLOR="白、或いは指定したい色" >
を記入すべきです。
- 対応していないタグ
それなりに多いので今の所は省きます。基本的に対応していないだけで表示にはそれほど問題が無いのでいいのですが、全員から同じ様に見えるとだけは思わない方がいいでしょう。
例えば、<MARQUEE>タグを使ってもDP、そしてネットスケープでは文字が流れません。(最新のver,は流れる様です)そういう場合、レイアウトを崩す様なあまりにも長い文章を避けた方がいいかもしれませんね。
【追加】
tableタグ内で背景画像を指定してもDPでは表示されません。画像自体を読み込まないのでこれといった弊害もありませんが、tableタグ内の背景色を似た系統の色で指定しておく事をお勧めします。
- JAVAチャットは使えません
JAVAと言えばお絵描き掲示板ですが、あれは描けないだけで閲覧可能なので、それほど問題ありませんが、JAVAを利用したリアルタイムチャットを利用、閲覧する事はDPでは不可能です。
なので、もしも参加者にDPユーザーがいるようなページでは一般的なWEBチャット等を御使用下るとよいと思います。(併設等)
- 指定文字コードをUNI CODEにしないで!
EUCやシフトJISなどでお願いします。
これは、本当にDCだと文字化けして全然読めなくなってしまいます。
代表的な例としてMSNサーチのページなどがありますが、ここは文字コードが合わないばかりに文字化けしてDCでは全く役に立たない検索サイトの1つです。(苦笑)
DCユーザーにここで検索した結果のURLなどを提示して「ここ見てください」などと言うと嫌がらせになってしまいます。(笑)
googleなどは全ての文字コードのパターンが揃っているのでDCでも本当に使いやすく軽いので素晴らしいんですけどね〜。ただ、これも注意して頂きたいのは検索結果の提示などをする場合、eucやシフトjisの文字コードの状態で調べた結果で示して下さい。うちにもあるようなページ等に備え付けの検索フォームから調べたものならば大抵大丈夫です。
IEにgoogleのツールバーを付けている方も多いかも知れませんが、それで調べた場合、必ずUNI CODEになるのでご注意を。
最近はデフォルトでUNI CODEが指定されているWEBLOG(ブログ)も増えてきているため、厳しい状況ですねえ。
一応DP利用者の皆様に書いておくとUNI CODEのページは海外のWEB PAGEを翻訳して表示するサービスを使うと一応見える様に表示出来ます。面倒臭いですけどね。
- BMP(ビットマップ)ファイルをページに使わないで!
これは、DPだと見えないというだけじゃなく、BMPは基本的にWINDOWS専用ですし、画像が大きくなればなる程容量が膨大になるのでインターネットに使うべきファイルではありません。
たまに、BMPファイルのファイル名だけをgifやjpgにしているケース
も見かけますが、ちゃんとしたgif,jpgファイルに変換してから表示させましょう。
- CSSは非対応です
スタイルシートには対応していませんので、ページデザインの根幹をCSSで構成しているページでは大幅に表示が崩れます。最近のブログ(WEBLOG)等もほぼ全て表示が崩れて見えています
【例】
日記内容
日記内容
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本来日記内容の左か右サイドに表示されている様なカレンダー等が全て縦並びで表示され、まさにスクロール(巻物)状態で縦長ページになってます。(笑)
こういうのは読めさえすれば表示崩れは気になりませんが、例えば黒い背景色のテーブルタグ内の文章の文字色だけをCSSで白に指定して変化させたりしている場合、DPではその指定が無視され、ページ全体の文字色の(例えば)黒のまま表示されて読めない、という事もよくあります。
どう表示されるか自身が無い場合は通常のフォントタグ等で色指定もしておくと良いかも知れません。
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