2000年1月のロンドン旅行

ロンドン滞在編

1月5日[東京珍道中編]へ
1月6日パート1[機内編]へ
1月6日パート2[到着編]へ
1月7日パート1[ロンドンの朝編]
1月7日パート2[林檎ロシア編]へ
1月8日パート1[ロンドン夜逃げ編]へ
1月8日パート2[ルーブル迷宮編]へ
1月8日パート3[ヴェルサイユもののけ姫編]へ
1月9日パート1[日曜朝のひみつ編]
★「ロンドンの朝」
【2000/1/7】晴れパート1

 朝、起きたのは6時半だったかな。
だいたい7時過ぎに食事に行くという事だったので、まず、お風呂に入る。いや、昨日寝る前にも入ったんだけど、起きたら髪の毛が凄い寝グセに。(笑)
 ホテルのお風呂ってやっぱりのんびり出来ないなあ。あれって寝そべらないと体全部が湯船に浸からないでしょ。凄い楽そうに思えるけどどうも落ち着かない。
 お風呂から上がって身支度をしつつ部屋の窓の外を見る。7時とはいえ、まだ真っ暗。こっちではこの時期7時30分以降じゃないと明るくならないのです。
 TVを付けると昨日のベッカム退場のニュースばっかり。(笑)やっぱり国民的ヒーローなんだなあと実感。
 
 さて、姉と姪の部屋に行こう。部屋の鍵はそれぞれ2枚ずつもらっていたので、1枚はそれぞれの部屋の鍵と交換してあります。
 姉達の部屋は194号室。いわゆる2階なので部屋の景色が僕がいる596号室とはまるで違う。部屋の向きは殆ど同じなのに違うのは高さだけという感じでした。ホテルの前に教会があったのだけど、僕の所からは屋根や鐘のある塔部分が見えるのに対し、その窓からは壁しか見えないのです。
 エレベーター使っての移動なら建物の位置は高い方がずっと面白くていいなあって思いましたよ。(笑)
 
 さて、それではレストランのあるグランドフロアまで行くとしましょうか。
 フロント横にあるレストランは、まだ時間的にも早い事もあってそんなに混んで無かったです。
 席につくとまず、「コーヒー如何?」とおばさまがやって来て元々置いてあったカップにコーヒーを注いでもらいました。が、ミルクを入れて飲んでみると、ちょっと温いかな?(笑)

 ロンドンでの朝食は旅行代金にも含まれています。
形態は「コンチネンタルブレークファースト」
一般的にパンやオレンジジュース・紅茶・コーヒー等の食事ですね。でも、前泊まった時に比べたら全然良かったです。前はそれこそ、菓子パンの様な物を6種類程度とオレンジジュース1杯、部屋に持って来てくれるだけでした。(笑)
 ところが今回、パンだけじゃないんだ〜〜〜〜〜〜!(歓喜)
 まあ、バイキング形式で、各種パン、ハム数種、チーズ、卵、メロンや桃などのフルーツ色々、あらゆる種類のシリアル(コーンフレークからバナナチップとか色々)、飲物もオレンジ、グレープフルーツ、トマト等のジュース、水、ミルク、紅茶、コーヒー、もういくらでも。
 これだけでも朝食が楽しくなるというものですわ。40分くらいかけて食事をして、もうおなかイッパイ。いや、真面目な話ちょっと吐きそうなくらいだったのだ。(笑)
 
 部屋へ戻る。さ〜て、たくさん食べたし寝るかぁ〜。
違うって!(笑)
 観光客の宿命、朝から出掛けないといけないのです。
とりあえず、母が行きたいという所から行く事になり、地下鉄の駅でいうと「Mill Hill East」(ミルヒルイースト)という
ロンドン北部の郊外へ

 ホテルを出たのは9時過ぎ。
ホテル目前にある駅「Great Portland Street」からでは直接行けないので、やや離れてはいますが歩いて10分程のノーザンライン(路線名)の駅「Warren Street」まで行きそこから乗る事になります。

 それでは乗る前にロンドンの地下鉄についてお勉強です。

ロンドンチューブマップ路線図に関する面白い話

 ロンドンの地下鉄の通称は「チューブ」といい、さらに駅がある場所のマークには「SUBWAY」ではなく「UNDERGROUND」という表記がされています。
 ロンドンの地下鉄は12ライン
・Bakerloo(ベイカールー線)
・Central(セントラル線)
・Circle(サークル線)
・District(ディストリクト線)
・East London(イーストロンドン線)
・Hammersmith&City(ハマースミス&シティ線)
・Jubilee(ジュビリー線)
・Metropolitan(メトロポロタン線)
・Victoria(ヴィクトリア線)
・Nothern(ノーザン線)
・Waterloo&City(ウォータールー&シティ線)
・Piccadilly(ピカデリー線)
からなっていて、さらに地下鉄と共通の切符で乗車出来る
・Docklands Light Railway(ドックランズ鉄道)
・National Rail(英国鉄道)
全14線がロンドン市内をくまなく走っています。これは路線図を見るとよく解りますよね。

 さあ、WarrenStreet駅に着きました。
実は既に切符を持っています、今日と明日2日分のOne Day Travelcard(1日乗車券)。これは、元々泊まる筈だったホテルではないホテルになってしまったらしく、そのお詫びとして7日と8日のを付けてくれたんですって。  しかし、この1日乗車券には乗車可能範囲という物があって1〜6までのゾーンによって色分けされています。  で、今持っているのはZone1&2、中心部ならこの切符だけで充分に廻れるんだけど、今から行く所はゾーン外、その差額を窓口で払って切符をもらってから改札を通らないといけないんですわ。  もしこれを怠って乗り越しをすると例え知らなくても一律罰金10ポンド。
 さすがにそれは嫌ですもんね。

 改札をぬけると、目的のラインに向かって長〜いエスカレーターを降りるのですが、ロンドンではここである決まりがあります。
「Stand On The Right」
 エスカレーター上にて立ち止まる人は右側に立ち、急いで行く人のために常に左側を空けておくのです。
 日本も一応は「左側にお立ちください」なんて注意書きありますけどそんなに守られているわけではないでしょ?
 でもロンドンでは何処のエスカレーターに行っても綺麗に左側が必ず空いています。もし、左側に立って通路妨害しているような人がいれば、それは間違い無く「田舎者」(笑)です。

エスカレーターの写真

 その時はいなかったけど、下りエスカレーターの一番下の所ではかなりの確率でストリートミュージシャンがいます。今回の旅行で見たのは「太鼓」と歌だけの人(笑)、アコーディオンとフルートの2人、アコースティックギター、など色々いましたよ。 やっぱり生の楽器の音って良いです。地下鉄構内って事もあってか凄く反響して、普段以上に良い音に聴こえるからこそわざわざお金払ってまでして構内に入るのかも?
(もちろん人がたくさんいるっていうのはあるでしょうけど)
 え?お金はあげてませんが。(笑)

 そういえばこういう生活に憧れている人が何処かにいましたねえ(笑)、さすがにあそこにピアノは持ち込めないみたいです。
 2年前なら路上で「バグパイプ」吹いている人 なら見かけました。ええ、衣装もバッチリ、スカートまで履いてましたよ!(笑)

 ホーム内の天井や、そこを走る車両も共に天井が丸くなっていて、これが「チューブ」の名前の由来なのですが、日本人のあたくしから見ると「カマボコ型」にしか見えません。(笑)

 2年振りに乗るロンドンチューブ。
あ、やっぱり狭いなあ。(微笑)
 車両の中の椅子は全てひじかけが付いているセパレートタイプ、だから真ん中だけが空いていたとしても遠慮無く座る事が出来ます。
 ただ、落書きこそないんだけど、読んだ後の新聞がそのまま捨てられていたり、ちょっと汚い感じは相変わらずかなあ。

 乗っているノーザンラインは途中から地上を走り出す。郊外の路線に関しては地上を走る事の方が多いみたい。
 初めて来るロンドン北郊外の朝は凄く綺麗でした。明らかに市内よりも空気が済んでるんだもん。

 「Mill Hill East」は自動改札機が無く、本当に「郊外」って雰囲気の駅でした。

 ちょっとペースを上げます。
「Mill Hill East」を後にしたのは12時ちょっと前くらい。本当は帰りも差額分の券を買うべきなんでしょうけど、駅員さんはいるけどほぼ無人駅に近い感じだし、降りる駅では普通に今持っている券で降りられるのでそのまま乗る事にしました。(笑)
 さて、次に向かうのはロンドン東部、テムズ河沿いの小さな港町「グリニッチ」です。
 チューブマップによるとドッグランズ鉄道(DLR)に乗り換えて行けば行ける筈なんだけど、その去年11月現在のマップ上ではまだ路線が完成してなくてやや不安。
(上に参照したネット上のマップではその部分の路線の予定すら出てませんが)
 まあ、もし出来てなくても2つ前の駅で降りればいいかな?っていう事で、とりあえずはこのままノーザンラインにDLRに乗り乗り換えの出来るBank駅まで行きま〜す!

1月7日パート2へつづく

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